「歯」と「口」のはなし|千葉県千葉市の原田歯科クリニック

口は、食べ物を食べる命の入り口、気持ちを伝える心の出口です。それを失ってしまったら…口はとても大切な器官です。

歯が少ない人は寿命も短い【千葉市若葉区の歯医者】

日本歯科医師会で歯科医師が、沖縄の宮古島で40歳以上の住民5700人を対象に、15年間の追跡調査を行っていました。
その結果、80代以上のグループで、噛める歯が10本以上あるかどうかで2つのグループに分けて分析したところ、大きな差が出たということです。


男性では、調査開始時点で歯が10本以上ある人では、15年後に生存していたのは54%だったのに対して、10本未満の人では25%に半減。
また、女性は、10本以上の人で66%だったのに対し、10本未満では42%でした。


さらに、興味深いのは、10本未満の人を、入れ歯があるかどうかで分析し直した結果です。
男性では入れ歯の有無と生存率に関連は見られませんでしたが、女性では入れ歯を入れたほうが生存率が高くなりました。
女性は入れ歯のそしゃく力で十分に生命力を回復するのかも知れません。


以上の研究結果から、残った歯の数は、特に男性にとって、寿命に大きく関係するようです。


調査を行った歯科医師は、
「長寿を期待するのなら、現代版養生訓の一つとして、『男たちよ、歯を残せ、女性たちよ、歯科治療を最後まであきらめるな』と言いたいです」と話していました。


歯の残存本数が多ければ寿命は延びる傾向にあります。
大事なのは噛み合わせ。
総入れ歯でも噛み合わせがよければ死亡リスクは減ります。
健康で長生きするためにはお口の健康は大切です。





原田歯科クリニック|千葉市若葉区
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