「歯」と「口」のはなし|千葉県千葉市の原田歯科クリニック

口は、食べ物を食べる命の入り口、気持ちを伝える心の出口です。それを失ってしまったら…口はとても大切な器官です。

口の中も身体と同じく老化する【千葉県千葉市の歯医者】


①食事中、ムセたり咳込んだりすることが多くなった

②自分の唾液が息道に入りかかって、咳込むことがある

③ビールの生ジョッキなど、上を向いてごくごくっと飲み物を飲むと、④ムセることがある

⑤薬やサプリメントなどの大きめの錠剤を飲みにくく感じるようになった

⑥食後に声がガラガラ声になる

⑦しょっちゅう咳払いをしている

⑧痰が絡まることが多い

⑨食事中や食後にのどがゴロゴロすることがある

⑩鏡を見たときに、のど仏の位置が「首の半分より下」に来ている

⑪夜、咳で眠れなかったり、咳込んで目覚めたりすることがある

⑫以前よりも食事時間が長くなったような気がする


引用元:『肺炎がいやなら、のどを鍛えなさい』 より一部改変し引用



これは、「のどの老化のチェック表」です。
どうですか?当てはまる症状はありますか?
私は、ありました。(泣)


まだまだ若いつもりでいても、鍛えてなければ身体は衰えていきます。
のども同じなんです。
40代から、のどの老化現象が、はじまると言われています。
40歳で老化とはショックです。


全死亡原因の第4位は「肺炎」。

特に、年齢が高くなると肺炎による死亡率が高まり、そのほとんどが「誤嚥性肺炎(ゴエンセイハイエン」といわれています。


【誤嚥性肺炎】
食べ物や唾液が肺に入り、それらに混ざった細菌が、肺の中で増殖し起こる肺炎です。


通常、食道を通って胃に入る食べ物が、どうして肺に入ってしまうのでしょうか。
肺につながる気管の弁がきちんと閉まらず、隙間ができてしまうことがあります。
その隙間から食べ物や唾液が肺に入ってしまいます。


ここで健康な人であれば、気管に入ってしまった異物を、むせたり、咳き込んで肺の外に出すことができます。
ところが、老化によりせき込む力が弱くなると、気管を通って肺に入ってしまいます。
さらに寝ている間に、胃液などが食べ物と一緒に食道を逆流し、肺に流れ込むこともあります。


ならば!しっかり予防して、のどを鍛える!


まずは、予防です。

  1. 口腔内をつねに清潔に。
  2. 食事はよくかむ。
  3. 食後、すぐに横にならない。
  4. 寝る時は上半身をやや高めに。

のどを鍛える!

あご 
親指を立てて下あごにつけ、下から上にあごを持ち上げます。
その力に対抗して頭はあごをぐっと引きます。
5回ゆっくり連続して行います。そのあと5秒キープします。


口唇
大きく口を開けます ⇔ 閉じます
口唇を横に引いて「イ」の口 ⇔ 口唇をとがらせて「ウ」の口
頬を膨らませる⇔頬をへこませる
右の頬に空気を入れて膨らませる ⇔ 左の頬に空気を入れて膨らませる
各運動を大きくゆっくり10回ずつ行います。



舌を出す
舌で唇の左右の端につける
舌で左右のほほをおす
舌で唇の周りをなめる
口の中で舌を回す
各運動を大きくゆっくり10回ずつ行います。


何かしながらできる運動もあるので、早速、やってみましょう。
家事をしながらでも、お風呂に入りながらでも、テレビを観ながらでもできる簡単な運動です。



私も楽しみながらやっていますよ。
是非、みなさんも取り入れてみてください。


千葉市若葉区桜木
原田歯科クリニック
043-232-9988