「歯」と「口」のはなし|千葉県千葉市の原田歯科クリニック

口は、食べ物を食べる命の入り口、気持ちを伝える心の出口です。それを失ってしまったら…口はとても大切な器官です。

矯正治療で撮影する全体のレントゲン【千葉市の歯医者】

矯正治療で撮影する全体のレントゲン(小児)





成長期のお子様は乳歯の下に永久歯のもと(歯胚)が埋まっています。
このレントゲン(パノラマ)を見ても、たくさんの永久歯が埋まっているのがわかります。
年齢とともに成長し、乳歯の根っこがなくなるとともに進行して、やがて顔を出します。


近年、永久歯の先天性欠如(センテンセイケツジョ)生まれつき歯がつくられていないので、歯が無い。欠損歯(けっそんし)というもの。
この頻度が高くなっていることが、小児歯科学会の調べで明らかになりました。
お子様の世代、10人に1人はなんらかの先天欠如があります。


一方で歯列不正の頻度も高く、なんの治療もしないでキレイに歯が並ぶのは10人に3人。
学童期の矯正も珍しくなくなりました。


ここで、先天欠如があるかないかで治療の方針が変わるのは当然です。
また、成長過程でなんらかの異常が起きていないか、成長期の患者さんで検証しなければならないのも当然です。


だから、「お口、全体のレントゲンを撮ります」という場面があるのです。
ちなみに、このレントゲンのお子様も右下第二小臼歯と、左医上の第二小臼歯が欠損しています。
歯の欠損があったからといって、そんなにがっかりしたり、心配しなくても大丈夫です。
日本人の乱杭歯は諸外国に比べてひどく、なくて幸運なときもあるのです。


歯列矯正を始める前のレントゲン撮影の結果によって、治療戦略は変わってきます。
先天欠如だからと言って、キレイに歯が並ぶとも限りません。


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原田歯科クリニック|千葉市若葉区
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