「歯」と「口」のはなし|千葉県千葉市の原田歯科クリニック

口は、食べ物を食べる命の入り口、気持ちを伝える心の出口です。それを失ってしまったら…口はとても大切な器官です。

むし歯でもないのに歯が溶けてゆく…



歯の表面が黄色く見えたり、何となく歯が丸みをおびえていたり、歯の先が透けて見えたりしていませんか?



それは酸蝕歯(さんしょくし)による可能性が高いです。
その酸蝕歯が進行すると大変なことになります。
今から食習慣を見直す必要があります。



私は甘いものは食べないけれど、みかんや酢の物が好きでよく食べるという方がときどきいらっしゃいます。  
ところがお口の中を診るとむし歯は少ないのに、なぜか歯がすり減って異様に歯の長さが短くなってたりします。  
なぜでしょうか? 



実はみかん等の柑橘類や酢には酸が含まれていて、この酸によって歯が溶かされ小さくなってゆくのです。  


また、ある医院で装着してから約半年で金属冠が脱離してきたと患者さんから言われたことがあります。  


よく話を聞いてみると、この患者さんは温泉に行くのが趣味で 温泉のお湯をよく飲むのだそうです。


ところが、その温泉のお湯は酸性だったため その酸で歯が溶かされ冠との間にすきまができて、冠がはずれてしまったものでした。  
酸っぱいものも温泉もほどほどにしないと、歯が溶けてしまいます。


でも、
酸性のものだから食べない方が良い・・・
などとは決してお考えにならないで下さい。
これらは体に非常に大切なものであり、必要な栄養素が沢山詰まっています。


酸性であることが問題なのではなく、その食品が口の中に存在する頻度と時間が問題なのです。


そして、もう1つ。
固い歯ブラシの使用は避けて、優しく、細かく、夜を含めて1日2回以上は必ず歯磨きをしましょう。


このように、
歯が、痛くなくても歯医者さんで定期的に健診をうけることは、とても大切なのです。


原田歯科クリニック
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